パイのニ番生地の活用法<其の一>

 

 アップルパイなどを作ると、必ず残る端っこの生地。

美味しく、効率的に使う方法のひとつが、この『パルミエ』です。

作り方は簡単で、

余ったパイ生地を打ち粉の代りにグラニュー糖をふって四角くのばします。

3mmくらい厚にのびたら、水バケしてグラニュー糖をたっぷり乗せます。

そしてシナモンもたっぷり乗せる。

両端から中央に向かって巻く。水バケしてくっつける。

ラップで巻いて、冷蔵庫で休ませる。

5mmくらいに切って、グラニュー糖をまぶして焼く。

(グラニュー糖をビニール袋に入れてまぶすと簡単です。)

今回は冷凍したので、切る向きが変ですが、

普通は横向きで切ると、真ん中もくっついて良いと思います。

190度~200度のオーブンで30分くらい焼きました。

周りから色付きますが、周りだけでなく全体に焼色がつくまで焼いてください。

焼き足りないと粉っぽくて美味しくありません。

裏面はこんなかんじです。

砂糖が溶けてカラメルっぽくなってカリカリです。

食べやすいので、ポリポリ食べてしまいとても危険なお菓子です。

 

そう言えば、このお菓子はなんで『パルミエ』っていうんだっけ?

と、急に気になってきました。

吉田菊次郎さんの本に載っていたはず。。

palmier『椰子』『シュロの木』という意味のフランス語で、

形がその葉の形状に似ているそうです。でも、全然ピンときません。

同じようなお菓子で『パピヨン』というのは『蝶々』という意味で、

形と名前が一致しますが、パルミエはまだ一致していません。

もやっとしながら、辻調のお菓子の本も確認すると。。

パルミエは扇の形と書いてある。

なるほど、なんとなくわかりました。

椰子の葉を扇にした形なのか!

と勝手に解釈しましたが、これで本当に正しいのかな?

ちゃんとわかったら追記します!